葉酸 認知症 効果

葉酸の効果で認知症まで改善!?

妊活中の女性にはおなじみの葉酸ですが、実は認知症にも効果があることを知っていますか。認知症の中でも、アルツハイマー型と呼ばれる症状に効果が高いとされています。

 

アルツハイマー型は、脳内にβアミロイドというたんぱく質が蓄積され、βアミロイドによって健康な細胞を変化させてしまい、脳の委縮を引き起こす病気です。この他にも、ホモシステインと呼ばれる悪玉アミノ酸が、脳の血管や神経細胞にダメージを与えることで、脳の委縮を加速させることも分かっています。ホモシステインにはβアミロイドの作用を強める働きがあり、健康な脳を維持するには何ともやっかいな物質なのです。葉酸には、βアミロイドの元となる遺伝子そのものの発生を抑える働きがあり、ホモシステインの発生を抑制する働きがあることが明らかになっています。また、破壊や変化で健康を損なった細胞を分解し、新しい細胞を作る手助けになることも知られています。

 

ホモシステインは、本来、肝臓の働きを助けるメチオニンという物質が代謝される際に生成されるアミノ酸です。通常ならば、葉酸やビタミンB12、ビタミンB6 の働きで再びメチオニンに戻されるか、善玉アミノ酸であるシステインという物質に変換されますが、必要な成分が不足していると、ホモシステインへと変化してしまうのです。ホモシステインは、脳だけでなく、血管や心臓へも悪影響を及ぼす力を持っていて、葉酸が不足することでさまざまな病気の原因となってしまうことが分かっています。

 

スペインの地中海地方では、認知症を発症する患者が少ない地方として知られています。なぜ発症率が低いのか、研究の結果分かったのは、この地方独特の食習慣が知らず知らずのうちに多くの葉酸を取り入れているということです。私たちに馴染みの深い、食べやすい緑黄色野菜の代表はホウレンソウです。葉酸のほかにも、細胞を活性化させる栄養を豊富に含んでいますから、日ごろから意識して食べたい野菜のひとつです。